大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

ちょける

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私:飛騨方言の動ラ五「ちょける」については、以下の記事を書いていたようだ。当サイトには学問的誤謬が散見される事を僕は素直に認める。特に、四番目、聞いた事が無い言葉なので若者言葉かな、と考えたのは安易すぎる発想。「ちょける」は「新方言」ではない。伝統方言(=明治・大正期に生まれた人達が使用した方言)です。
.. as of this writing 2026/01/10
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君:いいから、「ちょける」の語源が判ったのでしょ。
私:角川古語大辞典には、動カ下一・じゃうける、動カ下一・でうける、の二つがある。実は物類称呼にも記載があり、・・ざれたはぶるる事ををどけると云。又でうけるといふ。・・これを読み落としていたのは僕としては痛恨の凡ミス。
君:飛騨方言では「ちょけらまいか」という言い方でラ行五段になっているのよね。
私:そう。「ジョー」が「チョー」を経て「チョ」になった事も書かずもがな。つまりは江戸語「じゃうける」が五段化して音韻変化したのも江戸時代か、あるいは明治あたりでしょ。この点については文献が無いので推察の域を出ない。
君:江戸語大辞典の記載は。
私:とてもいい質問だ。記載はあった。安永六年・売花新駅(ばいかしんえき)。・・そしておめへの名はへ(佐治兵衛とさ)じやうけずと・・洒落本。近世上方語辞典には記載が無い。「ちょける」のご先祖様はどうやら花のお江戸の流行語だったようだね。
君:これで気持ちはスッキリね。
私:いやいや、当サイトはエンタメ系である事を忘れないで欲しい。
君:どういう事かしら。他に珍説でも。
私:「じやうける」の語源についても、これは、冗談をいう、という意味から来た動詞なので、冗ける、とでも書けばいいものを、と思わないかい。
君:そりゃ、思うわよ。
私:それでは洒落にならない。「じやうける」の語源は「ジョーク」+「る」かも。江戸時代に意外なところに日本語と英語の接点があった気がする。
君:Bad joke ! ほほほ

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