大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 認知方言学

地域分類化

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私:コードスイッチングは認知方言学のテーマといえそうだが、ここをまず読んでいただいて、田中ゆかり論文について考えてみたい。
君:内容については、なるほどその通り、という感じね。
私:論文という形でお教え下さらなくとも、私たち日本人が常識として知っている内容を文字化したもの。
君:それでは議論が続かないわよ。
私:沢山の人ではないが、各地の出身のお方とお話する事がある。あるご婦人が東京語をお話になるので、東京のご出身ですか、とお聞きしたところ、生まれも育ちも神戸です、とのご返事。
君:なるほど、畿内方言は身内でだけ話していらっしゃるようで消極的開示派という、関西人としては少数派のお方ね。
私:いや、そうじゃない。幼いころから両親はじめ、周囲の畿内方言がいやで、一切、畿内方言を話してこなかったとおっしゃっていた。
君:なるほど、世の中にはそんなおかたもいらっしゃるのね。
私:僕もそうだな。方言意識は人一倍で、然も飛騨方言は使わない。つまりは飛騨方言拒否派。但し、僕とて「気づかない方言」の存在を知る事がある。これはもう、大変なショックで、落ち込んでしまう。それでもいったん知ってしまえば、後は練習あるのみ、自然に東京語がでるように訓練するんだ。
君:佐七君は気づかない方言がそんなに嫌なのかしら。
私:ああ、勿論。大嫌いだ。
君:ふふふ、判るわよ。何故、そんな気持ちになるのかが。
私:まあね。
君:戸数が数十で、北アルプスの麓、飛騨の寒村の出身である事を隠しておきたいからね。
私:その通り。生まれ育った村では、ピアノと言えば小学校にひとつしかなかったんだよ。FMラジオの電波が届かなかった。大学生になるまで、ラジオというものはガリガリとした音が当たり前だと思っていた。こんな事は誰にも知られたくない。
君:例外はなんにでもある。例外の事をいちいち書いていたのでは認知方言学にならないわよ。 ほほほ

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