大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

言語分類 linguistic classification

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私:言語学の基礎の中の基礎という事で世界におよそ七千ほどある言語の分類を試みたい。本日のテーマは言語分類には様々な視点があるという事についてだ。
君:印欧語族とか言うわね。
私:Genetic (or Genealogical) Classification というものだ。人類史上、どのように言語が広がったのか、という視点。語族は更には細分類される。日本語はアルタイ諸語に属するが、アルタイ諸語の存在そのものが議論される事もあり、日本語はどの語族にも属さない東洋の孤独な言語である、と説く言語学者もいる。
君:それに文法的特徴からの分類 word order classification もあるのじゃないかしら。
私:日本語はSOVで、英語はSVOとか。つまりは主語・目的語・動詞の位置関係で六分類される。
君:それに屈折語・孤立語・膠着語の三分類があるわよ。これも文法の視点からの分類ね。日本語は助詞・助動詞があるので膠着語よね。
私:うん。それにアクセントの分類もある。ピッチアクセントの言語かトーンアクセントの言語か、更にはピッチには高低(日本語など)か強弱(英語など)の二つがあり、これは中間がない二極的な違いだ。
君:それに日本語は東西のアクセント対立が有名よ。
私:Head-Dependent Marking による分類というものもある。日本語は典型的な従属部標示(Dependent-Marking)言語に分類される。格助詞による従属部標示、この理解は簡単でしょ。文法的な関係の標示が「従属部」である名詞側に現れる現象だ。もう一つ重要な点は動詞に一致(agreement)が欠如する、という事。主語の種類によらず同じ動詞になる。例えば、私は歩く・私たちは歩く・彼は歩く。いかなる主語でも同じ動詞を使う。世界言語の大半。
君:つまりは、Head-Marking の言語はその逆ね。つまりは主語毎に動詞の種類が違うという感じの先住民族の複雑極まりない言い方、とでも理解しておけばいいわね。
私:まさにその通り。書き出せばきりがないな。各国には階級言語というものがあり、またそれぞれの国に中央語と方言の二つが存在する。
君:世界の言語の分類といっても多面的なのね。 ほほほ

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