大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 方言学
Word Order Typology
私:今夜は言語学、世界の言語の分類について。
君:それが飛騨方言と何が関係あるのよ。
私:日本語には多数の方言があるが、文法はたったひとつ。国文法というものに従っている。この日本語というものが世界の言語の分類の中でどのような位置にあるのか、という事を考えたい、という事。
君:いいから、簡単に一言でお願いね。
私:はいはい。まずは Ethnologue 最新データ(2025年版)によると、現在使用されている世界の言語は7,159。わずか23の言語が世界人口の半分以上を占める。母語者の数でみると日本語は堂々8位で、つまりは飛騨方言の文法は言語学的にはありふれた形式。
君:少数民族の特殊言語が非常に多いのね。
私:その通り。話者が1,000人以下の言語が約40%で、絶滅の危機にある。この辺りは日本の方言状況も同じ。文化庁が調査しているね。
君:表題からすると、まだ結論を述べていないのじゃないかしら。
私:おっと、そうでした。脱線していた。元に戻そう。Word Order Typology の概念ですが、世界の言語形式は主語-目的語-動詞 (SOV) の語順で分類されることが多く、日本語(飛騨方言)もこれに属する。SVO (Subject-Verb-Object)形式は英語、フランス語、中国語、インドネシア語などで二番目に多い。続いては VSO、VOS、OSV、OVS の形式の言語が確認されている。何のことはない、主語・目的語・動詞という文法の三要素の組み合わせは3!で、この六通りが全て実在の言語として存在する。
君:となると、ほほほ、絶滅した言語もこれで分類できるのね。
私:いかにも。ラテン語も日本語(飛騨方言)と同じくSOVだよ。ちゃま語もそう。
君:博多方言につきSOVね。
ほほほ