大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

うむす(蒸す)

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私:飛騨方言他サ五「うむす」は古語動詞他サ四「うむす蒸」の原型をとどめたもの。新撰字鏡に文例がある。他サ四「むす蒸」は近世文学に出てくる。語頭のモーラの脱落は中世から近世といったところかな。「うむす」は全国各地に残る方言で、全国共通方言。東北から九州まで。
君:新撰字鏡は平安初期の日本最古の漢和辞典ね。ほほほ、飛騨ではよくそんな昔の言葉が現在に至るまで残っていたものね。
私:歴史ロマンってのだよね。さりげなく話される言葉にも一千年以上の歴史がある。
君:あなた、「うむす」の語源について良からぬ事を考えているでしょ。
私:そう。「うむす」と「うむ膿」、これって同根じゃないかな。つまりは固いものが瓦解する現象。
君:うーむ、それは誰にもわからないわよ。ほほほ

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