大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

おきや

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私:飛騨方言「おきや」だが共通語「おけや桶屋」の事。つまりは飛騨方言における母音交替。
君:職能という事ね。
私:まさにその通り。戦前あたり、というか近世まで、桶の製造は特殊技術なので村には一軒位はそれを生業という者がいた。飛騨工の末裔というわけだな。つまりは屋号。
君:アクセントの型はどれかしら。同じね。
私:そう。飛騨方言も共通語に同じく平板アクセント。
君:なんだか平凡なお話ね。
私:君の口癖だな。実は、小学館日本方言大辞典をみたら、なんと飛騨の俚言。これって凄い事。更には土田吉左衛門「飛騨のことば」には「おきやまい桶屋米」という名詞があった。意味はわかるよね。
君:ヒントは。
私:物々交換。
君:なるほど、それならわかるわ。その昔の飛騨では貨幣経済がなく、つまりは買う人がその桶に自分が持ってきた米を入れて、手に入れたという意味ね。つまりは米が貨幣の代わりというわけなのよ。 ほほほ

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