大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

つべたい(=つめたい冷)

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私:飛騨方言では子音の交替で「雪がつべたい」などという。「め」は鼻音、「べ」は破裂音。飛騨方言では、他には「さぶい寒」などというね。全国各地の方言だろう。ご興味ある方はどうぞ。
君:それに、ここは語源コーナーですものね。
私:音韻学上は「つべたい」の語源を形ク「つめたし冷」とするのは当然として、語源学的には更に形ク「つめたし」は「つまいたし爪痛」から派生したという事になっている。
君:そうね。更には「つめ爪」って「つま端」や「つま褄」と同根らしいわよ。つまり先っぽの意味よね。
私:うん、古代から語源というものは国学者を魅了し続けてきたので、江戸時代以前の語源書にもあれこれ書かれているね。
君:爪痛の説は心情的には判りやすいわね。冬場の台所仕事は大変よ。
私:晩秋の菜洗いの仕事とかね。主婦の手湿疹だね。ところで、現代語どころか、古典でも「つめたい」は多義語化しているね。
君:例えば、つめたいあなた。
私:冷酷という意味ならまだしも。
君:どうして私を置いて虹の橋を渡ってしまったの、という意味がね、よくないわ。
私:形ク「さむし」・動ヤ下二「ひゆ」も語りだすと、話が長くなる。
君:そういうのを寒い話というのよ。 ほほほ

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