大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ばんどり・飛騨方言

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ばんどり、とは藁・シナの樹皮を材料に作られる雨合羽の一種です。 詳しくは http://www.city.takayama.lg.jp/bunkazai/bunkazai/minnzoku/data/bandori.htm 高山市公式サイト記事・江名子バンドリ をどうぞ。百聞は一見にしかず、飛騨を旅される方は飛騨センターをご訪問ください、 多分展示してあるはず。

飛騨方言サイトの真骨頂ですが、地名・江名子、単体のアクセント核は、え、です。 ところがこれが地名を表す形容詞になりますと、アクセント核は、こ、に移ります。 また、ばんどり、ですが、アクセント核は、どちらかというと、り、です。 時により、ば、の事もあるのです。 例えば、江名子ばんどり、の江名子の コーパスサブ解析、は、こ、がアクセント核で、全体としては、ば、が アクセント核のようです(informant 実はたったさっきの電話口の小生の母)。

ところで、ばんどり、といえば実は飛騨方言ではムササビも示す言葉です。 ムササビがパアッと空を舞う様(さま)に似た雨合羽という事でバンドリ。 語源ですが、そりゃもう、晩に飛ぶ鳥で決まりでしょう。 ムササビは夜行性です。 そしてふくろう以外の鳥は夜はお寝んねです。 晩にバサバサッと空を飛ぶ鳥、それは実はムササビ。

また文化庁サイトにあります http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=86556 庄内のばんどりコレクション をご参考までに。 つまりはかつての日本の雨合羽・ばんどり、は全国どこの地方でも 作られていたという事なのですね。文化庁御用達・庄内ばんどりさん、おめでとうございます。 ばんどり、は一地方の方言というよりはむしろ共通語、とも 考えられます。

さて文化庁のいちおしばんどり、という事で晴れてアップロードされた 庄内ばんどりの画像ですが、飛騨のばんどりとは明らかに異なります。

つまりはきらびやか過ぎるのです。所詮庶民の生活道具・雨合羽、どうして 赤や青で装飾しないといけないのでしょうか。 さて飛騨地方ですが、高山市江名子(えなこ)町のばんどり、が江名子ばんどり、として有名で 上記高山市公式サイト記事の通りです。 私事で恐縮ですが、筆者の祖父・力三(明治生まれ)が雨の日も これを着て山へ仕事に行った事が思い出されます。何の装飾もなく、 実用本位のばんどりでした。 従って、 筆者の村と江名子村は峠隔てた隣村同士、祖父のばんどりは江名子製であったであろう事 は疑うべくもありません。結論はまとめに、
まとめ
不肖佐七が文化庁様へ公開質問いたします。 庄内のばんどり、これは実は(山形県庁様御用達の)観光グッズなのではありませんか? ばんどりは所詮は庶民の生活用具・雨合羽です。 ちゃぐちゃぐ馬っ子、等祭りならきらびやかな 色でおおいに結構、でも所詮は生活用具・雨合羽。 きらびやかな装飾に何の意味があるのでしょうか。

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