大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 飛騨の地名考
町方(まちかた) vs 在(ざい)
私:表題だが、どう思う。
君:都と田舎の意味ね。
私:ざい「在」についは別稿に書いた通り。在所という共通語もあるね。実家が田舎の場合は使用に問題はないが、実家が町中の場合はしっくりとこないね。
君:町方は全国共通地名ね。
私:そう。江戸時代に町方役人がいた地域を町方といっていた。飛騨で町方と言えば、高山市丹生川町町方、旧吉城郡古川町方村、この二つかな。今も昔も賑やかなところ、旧高山市街も含めて、この三者を町方と呼んでもよい。江戸時代の地名の続きだが、その他の地方は村方(農村)、山方(山村)、浦方(漁村)という。飛騨は山国なので浦方は存在しない。飛騨では村方と山方が在。在に住む人々を「ざいごさ」というが、多分に差別語的な無意味合いが強い。
君:「お里が知れる」というフレーズがあるわね。それと同じレベルで、失礼な言葉になるのね。
私:そうだね。自虐的に「ざいごさ」を語る事は悪い事ではないだろうが、他人に対しては用いないほうがいいね。
君:自身を「町方の出」と名乗る事も然り。
ほほほ