大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 方言学

屋号の拍数

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私:今日は屋号の拍数について。
君:結論は、三拍ないし四拍が多い、という事よ。
私:まあそんなところだな。屋号は「名頭」+「尻」からなる。「尻」は男子名を示す「排行(太郎、次郎)」の場合は名頭の拍数+2、あるいは三郎を「さぶろ」と発音すれば三拍。もう一つの「尻」のパターンが職業を示す「や屋」、例えば鍛冶屋・桶屋、こちらは短呼化のしようがない。
君:長い拍数のものは、呼びやすく拍数が減るわね。
私:そう。五拍「きちじようじ吉祥寺」が四拍「きっしょうじ」になるとか。大西村では「半衛門」がいつのまにか「はんねも」になった。
君:それでも二拍の屋号は無いわね。
私:その通り。ひとつには日本語はモーラ語なので、二拍の音韻は重要文法単語なり基本語彙で既に予約されている。それに屋号は「名頭」+「尻」というパターンに限るという制約があるので、二拍語彙に屋号が入り込む余地はない。でも、例えば「よねぞう米蔵」という屋号を「おい、よね」と二拍で言うのはありかな。
君:呼び捨ては駄目よ。それを言うなら「おい、よねちゃん」よ。 ほほほ

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