大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 方言意識
自信型、自己嫌悪型、分裂型
私:共通語で話すべきところをわざと方言を使う心の働きを方言意識という。
君:つまりは、実は私は飛騨の出身です、とカミングアウトする場面ね。
私:要はそういう事。婚約発表に通ずるものがある。使うのは一回だけ。二回目はあり得ない。
君:どの場面で効果的なのか、周到に計算しておけばいいのよね。
私:いや、とっさに出た一言がバカ受けする事だってある。
君:ユーモアのセンスが問われるのよね。
私:そう。実は幾つかの亜型があると思う。
君:例えば。
私:自信型、自己嫌悪型、分裂型。意味、分かるよね。
君:ええ、自信型は「はい、実は生まれも育ちも京都どす」。自己嫌悪型は「はい、実は生まれも育ちも飛騨、然も高山市街と違って北アルプスのサルしか住まんようなとこなんやさ」。分裂型は「はあ?何かお国訛りが出ましたか?何の言葉だったかわからんとです」。こんな感じかな。
私:うん。いいね。
君:佐七君は自信型かしら。
私:自信型は、誰に対しても堂々と飛騨方言で話せるかどうか、という意味だ。僕にはちょっと無理だな。
君:やはり、佐七君は自己嫌悪型ね。
僕:まあね。飛騨方言の文法については僕なりに調べ尽くした感があるが、僕は断じて自信型じゃないね。自己嫌悪型でもないと思う。「あなたの言葉、訛っていますね」とでも言われたら、「えっ、本当ですか!どの言葉ですか?それって学術的には気づかない方言というのです。」という事で、色めき立ってしまうだろう。だから僕は自己嫌悪型の一種かもしれない。
君:日本人の中で最大派閥は分裂型かしらね。ほほほ
僕:バイリンガル万歳!
君:この女の子は中間型であると思い込んでものの、分列型である事を知り、たちまちに自己嫌悪型になり、ところが自信型へと開き直り、中間型あらため分裂型で行こうと決意するコミカルソングね。心理学は一筋縄では行かないわね。
ほほほ