大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 沖縄の方言
わらば
私:2025/8/21第14日高校野球準決勝 沖縄尚学(沖縄) vs. 山梨学院(山梨)にて甲子園に「はいさいおじさん」が鳴り響いている。
君:野球に興味があるの。
私:ないな。能力がないから、と言うのが理由。でも沖縄方言には興味がある。「はいさいおじさん」は「ねえねえ、おじさん」という意味。
君:子供が大人を茶化す歌ね。
私:その通り。おじさんが切り返す歌詞が、「ありありわらばー、いぇーわらば」。意味は、「おいおい子供達、ねえお前たち」。何か、直ぐに気づくよね。
君:ええ、琉球方言では子供の事を「わらは童」というのね。
私:大正解といいたいところだが、部分点だ。全国の皆様にも考えていただきたい。
君:ヒントがなくちゃ駄目よ。
私:ヒントはハ行転呼。
君:その説明がなくちゃ。
私:ハ行転呼は平安時代における本土方言の大事件。ハ行音がワ行音になった。萩原の音韻が「はぎはら」から「はぎわら」になったのが平安時代という事。
君:つまりは沖縄では平安時代に「わらは」が「わらば」になったのかしら。
私:まあそんなところでしょう。若し間違っていたら御免なさいだ。つまりは日琉祖語といって、日本語の語彙は奈良時代以前は本土と南西諸島で同じだったという証左が沖縄方言「わらば」。
君:つまりは古代の南西諸島の人々が九州経由で本土に移り住んだのね。
私:うん。氷河期には玄界灘が氷りつき朝鮮半島と陸続きといってもよかったので、そちらの可能性もある。礼文島に縄文文化と人骨が発見されDNA分析されているから、何が何だかわからない。言葉の点からは沖縄ルートが最有力という事。
君:なるほど、言葉は人が運ぶのね。
ほほほ