大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 岡山の方言

ままかり

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私:岡山に「ままかり寿司」という郷土料理がある。ままかり」は、標準和名「サッパ」。
君:要は、ままかり、の語源を問いたいのね。
私:いきなり答え、「まんま借り」、つまりは、ご飯を借りる、と言う意味。これには日本語の音韻学のひとつの法則が働く。
君:ほほほ、わかるわよ。最小語条件ね。つまりは日本語は2モーラが最小語。やま、かわ、たに、とか。「まんま」より「まま」のほうが言いやすい、とも言い換えられるわね。
私:ご飯を借りる、とは、「ままかり」をおかずに見立てた場合、主食のご飯がいくらあっても足りないので隣家に借りたいほどの美味しい魚という意味だね。
君:食べた?
私:いやまだ。機会があれば是日。蛇足ながら食の方言については好事家の著作が幾つもある。実は「ままかり」は広域方言。備前、播磨灘、米子、岡山、香川、松江。誤解のないように、多くの地域では「さっぱ」という魚そのものを「ままかり」という。「ままかり寿司」は岡山だけじゃないかな。岡山では「ままかり」と言えば、寿司の代名詞という事だと思うが、未確認。
君:それを全部、調べるのも大抵の事じゃないわね。 ほほほ

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