大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語

多義語とは(2) 曖昧語

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私:多義語とは語を意味の面から分類する用語のひとつ。つまりは二つ以上の意味を持つ語。二つ以上の意義素を持つ語と定義されるが、これとは別に、一つの語彙が同時に幾つかの意味を含んでいて、なんともはや、曖昧な言い回しというものがあるだろう。こういう言葉はそもそもが多義語とは言わないね。
君:それって同音異義語とも違うわね。
私:勿論だ。同音異義語とは偶然にも音韻が同じ語彙の対。従って、これらも多義語ではない。多義語は同一の言葉に複数の意味があるが、それらの用法が異なるという事が大前提だ。つまりは用法が異なれば文脈でどちらの意味であるかは自明なので、意味の混同が生ずる事は無い。
君:つまりは一見、多義語のように見えても用法が同じであれば、つまりは一つの言葉が同時に幾つかの意味を持つことになるわね。
私:要はそういう事。一つの音韻が複数の意味を持ち、それぞれ用法が異なる。その一方、一つの音韻が同じ用法で複数の意味を持てば、それは「含みのある言葉」という事になる。
君:ほほほ、ゼロ回答という事ね。
私:まあね。いやよ・いやよ、は、いいわ、の意味なんてのもある。空気を読みなさい、というわけだ。
君:明言を避けたい時には必要な技術ね。
私:その明言が名言になる事もならない事もある。
君:明確な意味を持つのが多義語なので、曖昧語とでも名付けておけばいいわね。 ほほほ

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