大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語
うれ
私:飛騨方言の「うれ」だが、共通語の「うれ」と比べたらどうだろう。
君:共通語の「うれ」と言っても他ラ五「売る」連用形、例えば売れ筋、くらいしか思いつかないわね。
私:それが現代人の言語感覚。「うれ末」は万葉集 1849 にも出てくる。つまりは列記とした和語。いつの時代だろう、死語になってしまった。
君:飛騨方言には残っているのね。
私:然り。といいたいところだが、飛騨方言とて死語かも。多義語なんだが、要するに、はしっこ。この辺は万葉集と意味は変わらない。飛騨方言で、うれ、と言えば、村里の奥のほう、辺鄙の里、上、端、末、などの意味なんだよ。くどいようだが万葉と意味は変わらない。
君:具体例は?
私:地名に端的にあらわれる。さこれ坂上、これって実は、さかうれ、の音韻変化だな。ほずえ上枝、これもそうだ。ほ+うれ、穂+上、で、ほずえ。
君:根拠は?
私:ははは。そんなものない。直感でそう信じるだけ。更に余分に一言、「うれ」は子音が脱落して現代語「うえ上」になったのじゃないかな。バカヤロー
君:つまりは学問的根拠なし。
私:ははは、なんとでも言え。文句があるなら他の候補を示してみろ。
君:そういうのは学問とは言わないのよ。
私:誤解しないでくれ。僕は学問をやってるんじゃない。エンタメをやってるんだ。freedum of speech !
君:古語「うれ」は古語「うら」と同意語よ。思い込んでしまうと後悔するわよ。ほほほ