大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語

かみ(上)

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私:今夜も毎度ばかばかしい飛騨方言のお話におつきあいのほどを。
君:かみ・しも、上下、共に和語につき、共通語に無数といってもよい意味があるわよ。
私:そうだね。今しがた日国をみたら、ざっと50ほどの意味が書かれていたな。全てが飛騨方言にも当てはまるとは限らないし、全てを紹介すると返って本質を見失う。
君:今夜の記事は飛騨方言ならではのユニークな意味だけの紹介ね。
私:古老のお方の感覚で。
君:つまりは、現代っ子は使わない飛騨方言ね。
私:かみ(上)とは、ずばり、岐阜市の事です。
君:高山市は盆地で岐阜市より明らかに海抜は高いけれど、文化的には岐阜市が上という意味ね。
私:そう。人によっては名古屋の事を示す事もあったらしい。また、人によっては東京の事、京都の事を示したり、東海道方面をひっくるめての意味で使う事もあったそうな。
君:なるほど、流石に現代では高山市の文化度は東京に遜色ないわね。
私:富山県民の皆様に失礼があってはいけないが、かみ(上)は富山市の事を示す事はないようだ。飛騨の中央を東西に分水嶺が貫き、高山市は裏日本にて神通川水系だが、岐阜県全体を東海地方というので文化圏としては名古屋市・岐阜市の場末の気持ちが皆の心の中にある。
君:飛騨人にとって名古屋市、岐阜市に行くという事は飛騨川を下る事なのだけれど、気持ちとしては上京なのよね。 ほほほ

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