| 大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語 |
| いっしき |
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私:共通語「いっしき一式・一色・一職」は多義語だが、読んで字の如し。これに釣られて飛騨方言「いっしき」も多義語になっている。 君:共通語と飛騨方言は同じ言葉です、では方言のお話にならないわよ。 私:その通り。共通語では三つの漢字表記がある事からお分かりと思うが、一そろい・同じ色・純一・一品・一種類、等々の意味になっている。飛騨方言では、精一杯・ありたけ、の意味の事があり、例文は「娘の嫁入りにいっしきの事をしてやる」。また、大変にかわいがること、の意味で使われる事もあり、例文は「子供のみんなをいっしきにする」。 君:飛騨方言では、前者は、あれこれひとつ残らず、の意味での用法ね。そして後者は、皆を平等に(一つの色で)、(つまりは)平等にこよなく愛する、というの意味の用法なのね。 私:うん、そんなところだ。やはり飛騨方言ならではの用法だろう。 君:複数の意味があれば、それが方言では更に複雑に変化するのね。どうやら多義語と呼ばれる語彙には全国共通方言というものはなさそうね。 ほほほ |
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