大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語

いけす

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私:共通語の「いけす生簀」だが、飛騨方言ではこれが多義語になる。
君:生簀とは竹垣などで漁獲した魚や料理する魚を川、池、または海岸の水中に生かしておく設備の事ね。
私:まさにその通り。ただし飛騨方言でそのような意味の他に、池そのものを示すことがある。従って多義語。
君:飛騨には海が無いから海岸は論外ね。つまりは川でもない、池に魚がいる状況に於いて、その魚が池を自由に泳いでいるのか、生簀に囚われの身でいるのか、判らないわね。
私:方言学でいう所の「誤れる回帰」とか「過剰修正」というものでしょう。魚も池からは逃れる事が出来ないので、その意味では囚われの身。但し、生簀を池巣と勘違いしたから生まれた多義語というわけだ。
君:「いけ」は池ではなく、動カ下ニ「いく生」の連用形なのにね。 ほほほ

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