大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語

いびる

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私:共通語他ラ五(四)「いびる」の音韻は飛騨方言でも同じ。今日のお話は、共通語では多義語なので、当然ながら飛騨方言でも多義語。
君:つまらなさそうなお話ね。共通語では、いじめる・さいなむ、無理を言って困らせる・ねだる、あぶる・焼く・ゆでる、以上の三系統よ。
私:飛騨方言はふたつだ。いじめる・さいなむ、いじる・もてあそぶ。つまりは飛騨方言では「いびる・いじる」が異音同意語。ところが、これからが本題、国語の奥深い所。前者は「いぶる燻る」、後者は「いじ意地」が語源とする説が有力。
君:ほほほ、ちょっとした発見のお披露目ね。
私:飛騨方言では「いびる」は自虐行為に用いる。傷口をいびる。子供の頃によくやった事。
君:わかるわよ。せっかくかさぶたが出来たのに、それをもてあそんで剥がしてしまうのね。女の子はそんな事しないわ。
私:小学校にプールがあり、夏休みは毎日あそんだ。中部電力の寄贈、以後、川遊びは禁止された。プールはコンクリート製で、少しでも接触しようものなら擦過傷。
君:自虐行為はいただけないけれど、他人をいじめる事よりは余程ましね。 ほほほ

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