大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 終助詞
終助詞の種類
私:終助詞の使い方には各方言独特のものがあり、この場合は「方言文末詞」と呼ばれる事も多い。
君:飛騨方言における「さ」が典型よね。「そうなんやさ」は「そうなんです」の意味。
私:口語の終助詞はざっと数十種類あるが、表現文型によって分類する事が出来る。然も、その表現文型というものが曲者で、意味は微妙。
君:いいから、簡単に説明してね。
私:うん。教科書的には・・
なあ・こと・ことか・か・ものーーー詠嘆・自問
か・かい・の・かしらーーー問いかけ・疑問
わ・よ・ねーーー確述・確認
よ・な・さ・ねーーー確述・確認(間投助詞)
さ・ぞ・ぜ・や・ともーーー確述・確認
よ・なーーー呼びかけ・命令・禁止
よ・ぞ・だって(ば)---強調
ってーーー伝聞
君:羅列ではなくて、一言で説明してね。
私:機能は疑問・確認・禁止・その他、幾つかあり、ひとつの終助詞が複数機能を掛け持ちする事がある。
君:それじゃあ一言とは言わないわよ。
私:うん。それじゃあ、・・・終助詞の機能は二つしかない。ひとつは「相手への働きかけ」、もうひとつは「話し手の気持ちの表出」。
君:前者は「問いかけ・呼びかけ・命令・禁止」で、後者は「詠嘆・自問・確述・確認・伝聞」ね。
私:そう。実は終助詞には「文意を確定させる」というたった一つの機能しかないのかもしれないね。そして文末だから終助詞だが、複文で用いる場合は間投助詞と考えてもいい。
君:それはそうね。
私:終助詞は二個続く事がある。例えば、そうだよなあ。この場合は「確認+詠嘆」となり、意味が重畳するが形態素からみて何と何の重畳かがわかりやすい。
君:その反面、例えば「そうか」と言っても、詠嘆「肯定」の事も、疑問「否定」の事もあるのね。
ほほほ