大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム
ジョセフ・グリーンバーグ( Joseph Harold Greenberg, 1915/5/28-2001/5/7)
私:言語学については何も知らないに等しいが、それでもソシュールについてはシニフィエ・シニフィアンの概念についてなるほどと思い幾つか文章を書いてきた。
君:ほほほ、それじゃあまりにも浅学という事で、少し調べものをしたら表題の人物に出会ったのね。
私:国学なら本居宣長レベルで、言語学分野では有名な学者さんらしい。主に言語類型論と言語の遺伝的分類に関する研究で知られている。
君:つまりは世界の言語の分類という事ね。
私:その通り。グリーンバーグは言語はSOVで分類できる、などと言う事を提唱した人。動詞と目的語の順序と、前置詞/後置詞の使用の対応など、様々な普遍的な関係を提起した。より具体的には現代言語類型論の創始者。「示唆的普遍性 (implicational universal)」の概念の提唱者で、これは「ある言語にXという構造がある場合、必ずYという構造も持っている」という意味。例えば「本を」と言えば「買う・読む」等、必ず動詞が続く。これは現代における生成AIの基礎的な要素とも言えるね。
君:以上は統語論のお話ね。言語の遺伝的分類についてはどう。
私:彼はアフリカ、北米インディアン、インド・太平洋の島々の諸言語の分類を試みたんだよ。
君:日本人ならまるであの人ね。
私:そう。服部四郎(1908-1995)。三重県亀山の人で、日本語の起源の探求に執念を燃やした東大教授。アジアの言語を片っ端から調べたんだね。
君:なかなか英語ですら物に出来ない衆生にとっては理解し難いお二人という事ね。
ほほほ