大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

中央語優位の法則

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私:中央語優位の法則とは、詠んで字の如し、中央で生まれた言葉が地方へ伝わっていくという傾向について述べたもの。
君:つまりは柳田國男著「蝸牛考」の方言周圏論と同じ理論ね。
私:その通り。但し中央語優位の法則は方言周圏論を更に発展させた考え。つまりは方言周圏論の後に現れた理論。
君:どう違うのかしら。
私:方言周圏論は都で生まれた言葉がゆっくりと時代と共に地方へ同心円的に伝搬していくという柳田國男という一学者の考えで、彼の代名詞といってもいい。その一方で、中央語優位の法則とは「標準語・共通語の優位性」とも言い換えられ、これが地方に伝わる結果として方言は廃れていく運命にあるという考え。中央語優位の法則の根本にある思想は、言葉が世間を移動していく原動力は中央と地方の文化の差であり、洗練された都会の言葉が地方に伝わるのは言葉の自然拡散現象ではなく、中央語は正しく雅な言葉であり、地方の方言は間違った言葉で野卑な言葉なので、中央から地方へ言葉が伝わっていくという社会学・言語学的立場の理論という訳だ。また、この理論は、方言周圏論と違って一人の学者による主張ではなく、現在は多くの人々によって広く支持されている考え。但しこの理論は、学会というものがあって定義しているわけでもないし、正式な学術用語とも言い難いね。皆の合言葉のようなもの。
君:つまりは、なんだかんだと言っても日本語はNHKが牛耳っていらっしゃるのね。別名がNHK優位の法則よ。 ほほほ

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