大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記
みずあべ,でっち,びんた
私:「いろは歳時記」の一句、「みずあべは でっちもびんたも すっぱだか」。水泳、つまり夏の句。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:共通語のラ上一「あびる浴」は飛騨方言ではラ下一「あべる浴」。従って「みずあべ」は水浴びの事。飛騨方言「でっち」は実は共通語といってもいいが、男子の卑称として全国共通方言としても記載が多い。「でっち」は江戸時代からの言葉で「でし弟子」の音韻変化。「びんた」は全国共通方言で女子の事。語源は不明だが、古語の「ひ卑」からという説がある。句意は・・就学前の子供達は男女の別なく素っ裸で水遊びをします・・というもの。
君:流石に大きくなるとそうもいかないわね。
私:男児は褌で遊ぶが、女子は川には行かなくなる。
君:水泳着などというものは無かった時代の事ね。今の都会は幼児の水泳教室が大繁盛だわ。水着どころかキャップも必須ね。
ほほほ