大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記

やきだまし

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私:「いろは歳時記」の一句、「やきだまし しかめて食っとる 餅のみみ」。この川柳のお題は、おやつ。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:まずは飛騨の俚言「やきだまし」について。各種方言辞典を調べたが、どこにも記載が無い。つまりはこれは岩島周一氏の独特の言語観、つまりはソシュール言語学でいうパロールに相当するものかな。「おうち言語」とも言うね。あるいは戦前辺りの丹生川村だけの語彙かもしれないね。でも、僕自身の幼い日の生活実感として「わかるわかる」という言葉だ、要は・・・御餅を焼いて醤油をつけていただくが少しは残しておいておやつにしよう、という子供心。何時間か後にすっかり冷めてしまった御餅はカチンカチンになっていた・・・という意味でしょう。餅の耳とは餅の食い端の事でしょう。
君:なるほど、つまりは「やきだまし」は「焼き冷まし」の子音交替ではないかと考えたのね。
私:その通り。さっさと全部食べてしまえばいいものを。
君:餅はつきたて焼きたてが美味しいのよね。冬の句ではなく、川柳ね。 ほほほ

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