大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記
くらばば,ひとねぶり
私:「いろは歳時記」の一句、「くらばばも 馴れて でっちの ひとねぶり」。この川柳は柳田民俗学のテーマでもあるね。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:まずは飛騨の俚言「くらばば蔵婆」について。北飛騨の伝説にて、蔵に住むという老婆の妖怪。全国各地に伝承があるようだ。
君:なるほど、子供がいたずらで蔵に入らないように、という意味の妖怪ね。ところが、悪たれ小僧が蔵へ一人で入る冒険、シーンとしているし、涼しくて居心地は抜群、米俵の場所でつい居眠りをしてしまう、という意味ね。
私:その通り。お昼寝につき、直ぐに目は冷める。何食わぬ顔をして表に出ればいい。
君:蔵は彼にとっては大事な秘密の隠れ家であり、出る時も大人に見つからないように細心の注意を払うのね。
ほほほ