大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記

ひざぼぼ

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私:「いろは歳時記」の一句、「ひざぼぼが わらってころぶ 下り坂」。この川柳のお題は、笑う。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:飛騨方言「ひざぼぼ」は膝の事。飛騨方言「ぼぼ」は小さな丸い物を意味する接尾語。飛騨では他に「ひざかぶ・ひざこぶ」などとも言う。「膝が笑う」とは膝がガクガクして転倒しそうになる事を言う。句意は・・急な下り坂は膝がガクガクする(気を付けましょう)・・という事。
君:登りより下りのほうが膝に負荷がかかるのはなぜ。
私:筋肉の収縮には短縮性収縮・伸張性収縮・等尺性収縮の三種類がある。伸張性収縮は筋肉に対する負荷が最も大きく、下り坂では専らこれ。筋肉痛の原因となる。痛みにこらえて登る事は出来るかもしれないが、痛みにこらえて下る事は至難。下山のリスクは登山のリスクより高い。自転車とは事情が違う。
君:なるほど。春になり山々に緑が映え始める事を「山笑ふ」というわね。山笑ふとも膝笑ふなかれ。 ほほほ

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