大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記

だいじょう,べんべ

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私:「いろは歳時記」の一句、「だいじょうね なったべんべは 何年目」。この句は川柳というか、生活の歌というか。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:まずは飛騨の俚言「だいじょ・だいじょう」について。正直申し上げると聞いた事がないが、方言資料にはある。飛騨だけの俚言で、意味は「ちょうどよい・適当である」。語源は勝手な想像ながら大丈夫からだろうね。文例としては、この着物はだいじょじゃ「丈がちょうどです」、ちょうどだいじょなやっちゃ「ちょうどよいものです」、湯加減はだいじょか、等々。「べんべ」はおべべの事。格助詞「に」が母音交替で「ね」になるのも飛騨方言の特徴。つまりは「丈が丁度になったおべべは(買ってもらって)何年目のものでしょうか」という意味。
君:なるほど、今も昔も庶民の気持ちは同じで、親としては子供が大きくなるのを見越してサイズの大きいものを買ってあげるのね。
私:その通り。長男や長女の特権といってもいいね。
君:弟や妹の不満がたまらないように何か別の物を買ってあげる事にも親は気遣うのよね。 ほほほ

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