大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記
せつよばれ,こざく
私:「いろは歳時記」の一句、「せつよばれ 雪道こざいて 苦にならず」。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:飛騨方言の部分は「せつよばれ」と他カ五「こざく」だね。節呼ばれは、正月三が日が過ぎると若い母親は子供を連れて泊りがけで実家にお呼ばれに行く事を示す。飛騨のしきたりだ。節とは季節の節目の意味から来ている。他カ五「こざく」は福島、新潟、飛騨などの地方にある方言動詞で、川を渡る・雪道を踏み分けていく、等々の意味。
君:つまりは母親にとっては年に一度の骨休めの楽しみというわけで、実家のご両親も同様に娘と孫達の帰省を楽しみにしておられるのよね。
私:その通り。母親の夫がどうするか、これが問題。いっしょに泊まりに行ってもいいね。また、「せつ」は転じて、親戚同士が互いの家に泊る事を示す場合もある。
君:お祭りお葬式その他の慶弔の事を示すのよね。今回は冬の句につき、正月明け行事の事で決まりね。
ほほほ