大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記
だてこいて
私:「いろは歳時記」の一句、「だてこいて はちまんさまの 盆踊り」。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:共通語で説明といってもね。八幡様とは高山市の桜山八幡宮の事であるし。昔は9月14-5両日に続いて16日の晩から神社の境内で盆踊りがあったらしい。
君:確かに共通語そのものの夏の句なので、説明のしようがないわね。
私:方言学的に説明は可能だ。つまりは飛騨弁版画集いろは歳時記は俳句集だから、夏の句をお読みになった。岩島周一氏の勘違いは、「おしゃれをする」は共通語だが、「だてをこく」は飛騨方言なのだろうとした事。それだけの事。この現象を気づかない共通語という。蛇足ながら、盆踊りなので夏の句で決まり。季節は秋じゃないかというのは無酔狂というものだ。
君:なるほどね。飛騨方言に圧倒的に多いパターンはかつての中央語で今は死語のパターンよね。つまりは「気づかない共通語」と「気づかない方言」の違いは当該語彙の使用年代の年代差という事のようね。
ほほほ