大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記

にかご、びい

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私:「いろは歳時記」の一句、「にかごおんで びいは子守で 日がくれる」。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:飛騨方言では「にかご」とは赤ん坊、「びい」は女児の事だ。戦前あたりの飛騨の事、五木の子守歌のような原風景が飛騨の農山村でも見られた。意味は、赤ん坊をおぶって女児は子守で日暮れまで過ごすねという意味。子沢山の御家庭が多く、母親も農作業で働いている。七歳くらいになると女児は子守が仕事になる。
君:遊びたい盛りなのに大変ね。「にかご」の語源は。
私:どうも荷籠(にかご)からきているのじゃないかな。竹で荒く編んだ背負い籠の事だが、実際に赤ん坊を紐でおぶうのではなく、籠に入れて背負う事もあったようだ。小学館日本方言大辞典には記載がある。あるいは 「に荷」+「あかご」の意味かな。
君:なるほどね。では、「びい」の語源は。
私:これは「ひ卑」から来ている言葉。全国各地でみられる方言代名詞だが、男尊女卑の飛騨ならばむべなるかな。
君:歌があったわよね。

「飛騨の子守唄」
飛騨の高山 お守りさ お守りさ♪
お嫁に行くまで♪
あれ こおわいこっちゃえな♪
あれ こおわいこっちゃえな♪
岳の白雪 いつ消える♪

ほほほ

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