大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記
そめ,ぬずく
私:「いろは歳時記」の一句、「そめの顔 へたなひげづら 鳥ぬずく」。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:飛騨方言「そめ」は案山子(かかし)の事。「そめ」は長野県南部・岐阜県・愛知県・静岡県で話され、所謂、後期方言。語源については判然としない。秋の句で決まりだが、稲穂が垂れる田んぼの真ん中に立つ案山子のひげ面をスズメが涼しい顔でのぞいている、という意味だね。
君:「のぞく」が「ぬずく」になるのね。
私:うん。所謂、訛りというものだが、「ぬずく」は石川県輪島方言にもあった(小学館日本方言大辞典)。
君:「そめ」の語源が不明で、とても残念ね。
ほほほ