大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム いろは歳時記

ちゅうてんぼ,すくべ,ぼう,びい

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私:「いろは歳時記」の一句、「ちゅうてんぼ すくべざいくで ぼうとびい」。
君:句の内容を簡単に共通語で説明してね。
私:まずは「ちゅうてんぼ」、全国共通方言といってもいいかな。「空中」+「天」+「坊」あたりが語源だろう。京都府竹野郡に「ちゅうてんぽ」の語彙がある。高い物の先端、天辺の事。飛騨方言「ちゅうてんぼ」は藁細工のおもちゃで、ハンマー投げ。どこまで高く放り上げる事が出来るかを競う。「すくべ」は岐阜・静岡・愛知の方言で、麦や稲の藁の袴。これが転じて「すくべざいく」は藁細工の事。「ぼう・びい」は「男児・女児」の人称代名詞。季語は秋「すくべ」。稲刈りが終われば藁仕事が始まる。
君:つまりは男女の子供達が藁細工の「ちゅうてんぼ」を口語に投げ上げて高さを競っているという意味ね。
私:年齢の高い男児の圧勝というゲームだからハンディは当然必要。軒下とか、高さ判定に手ごろな枝ぶりの木々とかがあるといい。
君:幼い時の思い出ね。
私:いや、そのように遊んだ覚えがない。大西小学校の校庭で皆で花いちもんめで遊んだ覚えは鮮明過ぎるね。昨日の事のようだ。
君:ツンデレの世界ね。差し詰め、太宰治の短編抒情詩「雀こ」・昭和10年9月1日発行の『文学界』第二巻第八号の作品の世界ね。ほほほ

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