大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 中部方言「みえる」
名古屋鉄道車内放送
私:首都圏や京阪神と違う名古屋の特徴のひとつが私鉄一強。その名も名古屋鉄道「めいてつ」。近鉄が難波と名古屋を結ぶが、それ以外の濃尾平野の私鉄は名鉄のみ。
君:それがどうかしたの。
私:公共交通機関の車内放送は共通語。これは全国的にそうだと思うが、先だって名鉄広見線に乗ったら「足腰の御不自由な方がみえましたら、席をお譲りくださいますようお願い申し上げます」の社内放送があり、おおっ、と思った。
君:共通語であると解釈すれば、「足腰の御不自由な方が皆さまの視界に入っておられましたら・・」の意味だわね。
私:いやいや、だから名古屋という町は偉大なる田舎だから、知事さんを始めとする行政の長どころか、学校の先生ですら平気で尊敬語「みえる」をお使いになる土地柄なんだよ。だから、この車内放送も「気づかない共通語」ののりで、足腰の御不自由な方が「おみえになりましたら・・」「いらっしゃいましたら・・」の意味で使っておみえなのかな、と思った。つまり名古屋鉄道ゆえ、社員の大半のお方が名古屋生まれの名古屋育ちという事でしょう。つまり車内放送の原稿をお書きの担当者も、その校閲者も、また声優様もオール名古屋人にて、つまりは尊敬語「みえる」が東海地方に特有な地域方言・地域共通語である事に気づかずに件の車内放送になったのではないだろうか。
君:それは一理あるわね。つまりは全国の車内放送を調査しないと結論が出ないけれど、佐七君は、多分その必要はない・車内放送「みえる」こそ偉大な田舎たる名古屋の象徴、と直感したのよね。
ほほほ