大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 古代

古代の飛騨方言・澤田洋太郎著・日本語形成の謎に迫る

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筆者が方言に興味があると言う事は日本語そのものに興味があるという事で、古代の飛騨方言についてはあれこれ想像すると楽しい事ばかりなのですが、最近は書店で日本語のルーツに関する表題を見つけますと、ドキッとして買い漁っています。最初に買って読んだ本が大野晋先生のタミール語説、また大野先生の批判書も買い集めるのが仕事になってしまいました。

前置きはさておき、澤田洋太郎著・日本語形成の謎に迫る・新泉社、のご紹介です。氏は東大法学部政治学科のご卒業で、高校教員の経験もおありで、また著書多数ですが氏のご興味のひとつが日本語のルーツと言う事で、いくつかの書があり、そのひとつがたまたま筆者が目に触れた表題の書です。

本の帯のご紹介と参りましょう、
博引傍証で地球レベルの日本語のルーツを探る 日本語の起源は、多くの研究者により精力的な研究がなされているが、学会はそのほとんどを無視。顧みられないすぐれた着想に注目して、縄文人の言語とアイヌ語を原日本語ととらえ、琉球語、南方語、朝鮮語などとの比較の中でその起源を照射する
という事ですが、日本語の語源に関する説がてんこ盛りの書でした。さてこの書を読みますと、実は国語学でもてはやされている方言境界線という言葉が馬鹿馬鹿しい言葉のように響いてしまうのです。故・都竹先生、ごめんなさい。それでも人類はアフリカに誕生してテクテク歩きながら世界に散らばって南米大陸まで到達したのですから、佐七が朝な夕なに眺めた飛騨山脈なんてのは言語境界線でも何でもありません。日本一の方言境界線・飛騨山脈、その向こうの信州松本は、実は飛騨高山のすぐお隣の町・ロンパリ(*)なのでした。
ロンパリ(*)
英国の首都ロンドンとフランスの首都パリの事。極めて近い事の例え。

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