大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

豚の尻尾・飛騨方言

そういえば思い出しましたね、小学校の事。 毎月に公民館で子供会の例会がありますが、議題なんてあるわけない、 要は余興が議題、あれこれ余興の準備が必要です。 遊びのひとつがブタノシッポ。司会者の佐七が 誰かを突然に指名して、マイクの傍らに立っていただいてにわかの掛け合い漫才をします。
佐七:いやあ、すまんなあ花子さん、おりゃ(=私は)
   あんたにいつも声かけてえっ!!て思っとったんやげど
   こうみえてもわりとシャイな男やろ。二人きりやと(=だと)
   だしかんのやさ(=駄目なのです)、あがってまって。
   今日の遊びはえな(=ですね)、仰山の人の前やでおり(=私)も
   話しえんや(=話しやすいのです)。簡単やさ。
   おりゃ今からいっぱい質問するでなあ、
   あんた、ぶたのしっぽ、って答えさえすりゃええ(=よい)、
   こういう遊びやさ。ブタノシッポ、っていう遊びやさ。

佐七:そしゃ(=では)、花子さん、今日の給食でなに食った?

花子:・・・

佐七:なんや、わすれてまったのがい、ぶたのしっぽ
   やったろ。ありゃほっと(=本当に)うまがったなあ。
   わりゃ(=貴方は)おかわりしとったながよ(=じゃないか)。
      
佐七:そしゃ次の質問、トランプで面白いやつがあるろ。
   ほら、ぶたのなんとか、ありゃなんていう?
      
花子:ぶたのしっぽ。

佐七:そやさあ。やっと口ひらいでくれたがよ。ところでなあ、
   あんたいつもお守りもっとるろ。財布んなかになあ。なんや?

花子:・・・

佐七:ぶたのしっぽやながい(=じゃないか)。あんたなあ、今日の余興は
   なんでもかんでもぶたのしっぽ、って答えんとだしかんのやさ。
   あんまりだまっとると罰ゲームになってまって
   歌うたってもらわならんゲームなんやで、
   なんでもかんでもぶたのしっぽ、って
   答えてくりょよ。

佐七:そしゃ、学級日誌のしおりにみんながつかっとるもんは?

花子:・・・ぶたのしっぽ。

佐七:そしゃ、わりの好物は?

花子:・・ぶたのしっぽ。

佐七:そしゃ、わりの苗字は?

花子:・ぶたのしっぽ。
      
佐七:そしゃ、わりの背中についとるもんは?

花子:ぶたのしっぽ!!(花子、憮然としてマイクを離れる。)