大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源
たばう「1」
私:飛騨方言「たばう」は、大事にしまっておく・ため込んでおく、という意味で、アクセントは平板、そして古語動詞・動ハ四たばふ「惜・貯」に由来する動詞だ。全国の方言になっているし、京都方言にもなっているし、古典文学の文献も多い。また全国で各種の音韻変化がみられる。飛騨方言では「たばっておく」のように促音便になる。
君:あら、それは語源探しとはいわないわよ。飛騨方言の中に古語動詞が現役で活躍しています、という意味に過ぎないわ。
私:その通り。従って、この動詞に関して、各種の語源辞典にあたってみたが、記載が無い。安易な想像に過ぎないが敢えて、たば束、の動詞化かもしれない。たば束については、堀井令知先生の資料に、朝鮮語タバルからか、との記載があったが、要は先生とて推察の域を出ないという事だ。飛騨方言「たばう」の同意語の古語としては、動ハ四たくはふ「貯・蓄」、動マ下二たむ「溜・留」、この二つがある。全ての語頭の音韻が「た」なので、なんとなく語源としては可能性があるじゃないかと思うんだけれどね。
君:要は語源辞典にその辺りが記載があれば自信をもって記事が書けるけれど、実際にはどこにも記載が無いのだから、当記事は佐七君の単なるつぶやきね。
ほほほ