大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源
しょうけめし塩気
私:飛騨方言で「しょうけめし」と言えば、五目飯・味付け飯・味ご飯、の事。全国共通方言になっている。語源は、しおけ塩気+めし。
君:当然と言えば当然ね。そんなに大した問題じゃないわよ。
私:同意語としては竹製品の台所用品でザルの一種・ショウケがある。同音異義語であり、然も台所に関係する生活同類語であるものだから、果たしてどちらが語源なのだろう、という命題が生ずる。
君:ほほほ、わかるわよ。ザルの一種・ショウケで米を研ぐわけだから。その話の続きは。
私:意味的には一見して両方とも合っているような感じだね。でも語源はひとつ。
君:語源というものは複数語源説の言葉ばかりだから、気にしなくていいのよ。
私:「右側主要部の法則」 (Righthand Head Rule) (Williams 1981)という言語学の法則がある。英語・日本語・中国語では、三言語とも、品詞を決定している部分が最も右よりの形態素である、と言う事。日本語は縦書き形式のある貴重な言語で、この場合は下側主要部という事になる。飯のモダリティとして、味と下準備の道具、どちらが重要な情報であるかと言えば道具より味だ。従って語源は、しおけ塩気+めし、に絞られる。語源には諸説あるのが常だが、右側主要部の法則により、ひとつに絞られる。
君:炊き込みご飯、とも言うわよ。
私:それは京都・兵庫・島根・香川などに限定された方言で、方言量は1。塩気飯のほうは全国の方言で、しょけ・そけ・そーけ・そー、等にて方言量が多い。しょうけめしは、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、油揚げが定番だが、どう考えても四目だね。法事とか祝い事で食べた記憶が懐かしい。
君:おかずが不要で、漬物も不要で、何杯でもお代わり、それがしょうけめしね。
ほほほ