大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム
ほしばる(=星降る)
私:懐かしの昭和歌謡のひとつに敏いとうとハッピー&ブルー「星降る街角」1977、私が社会人になる前年の歌。ここ
君:つまりは大学生時代の流行歌ね。
私:歌詞には憧れましたよ、彼女いない歴が長かったのでね。早速に本題だが動ラ五「星降る」は飛騨方言では動ラ五「ほしばる」になる。但し、星の降る夜は♪、が「ほしのばるよるは」にはならない。飛騨方言では連用形促音便で使う事が大半かな。「こんやはほしばっとる(=今夜は満天の星空だ)」。
君:これを恋人に言われるとギャフンね。
私:勿論だ。勝負所に使う動詞ではないね。
君:こんな変な言い回しは飛騨方言だけね。
私:そう感じるのも無理はない。実は全国共通方言。砺波、飛騨、伊賀、滋賀、京都府竹野、島根、広島県比婆・高田、山口。鹿児島県喜界島では「ぶしばりゆい」とも言うそうだ。
君:こうなってくると日本語そのもの、日琉祖語に近いわね。
私:ロマンチックな響きの「星降る」だが、古典的には不吉の意味で書かれているのもあるね。記紀には悪神としてあらわれる。太陽の陽に対して夜の陰、人々は暗闇を恐れ、星空すら恐れていた。特に最も恐れられていたのが流れ星。タイガーマスクの主題歌でも有名な森本英世さんが知ったらギャフン。
君:今でも、不幸な星の元に生まれた、とか言うわね。
ほほほ