大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

(蓋を)はぐる

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私:共通語では、ふた蓋を開く・開ける、などと言うが、飛騨方言では「蓋をはぐる」と言う。これは多分、方言。
君:自然に口から出て来るけれど、それが方言の恐ろしいところね。
私:当サイトは「たったひとりの飛騨弁普及協会」という組織が運営しているが、実は真の目的は飛騨弁撲滅ということなのかも。つまりは・・・こんなおかしたいな、おぞくたい、だばえた言い方せると、東京の人に笑われてまうで、キチンと正しい国語を勉強してくりょよ。たのむさ。
君:やはり、この用法も語源は他ガ五(四)「はぐ剥」かしらね。
私:どうもそんな感じだ。飛騨方言他ガ五「はぐる」が多義語化しているという事。ところで古語の動詞にもうひとつ、他ガ四「へく・へぐ剥」があり、一瞬だが、語源なのかなと思った。ところが「はぐ」は万葉3886にあり、樹木・動物の皮を本体から引き離す事の意味。「へく(例、源氏・明石)」より古い。やはり、「はぐる」の語源は「はぐ」。蛇足ながら「へぐ」は動ラ四「減る」から派生した動詞らしい。「はぐ」は和語動詞で、「へぐ」は中古の動詞。
君:飛騨工(ひだのたくみ)が平城京の造営を担ったのだから、現代の飛騨方言での多義語化の現象は一千年以上の日本語の歴史かしらね。 ほほほ

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