大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム ネオ方言

あじゃける

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私:飛騨方言に「あじゃける(ふざける)」というのがあるらしい。岐阜県、飛騨地方の方言(下呂温泉私案内板 Info Gero Spa)
君:伝統方言(戦前辺りまでの方言)ではなく、ネオ方言であろう、との根拠は。
私:聞いた事がないので、手元資料を漁ってみたが、みつからない。
君:若しかして最近の言い方かも、という論法ね。
私:いかにも。参考文献:瀬戸重次郎著『岐阜県方言集成』、尚学図書・言語研究所編『方言の読本』の引用が判然としなかった。
君:なまりの資料:日本国語大辞典 第二版、こちらは。
私:こちらはばっちり。・・日本国語大辞典 - 戯らけるの用語解説 - 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]あじゃら・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ふざける。 たわむれる。 [初出の実例]「扨太刀打などあじゃらけて見にくし」 (出典:評判記・役者大鑑合彩(1692)嵐三右門)・・つまり近世語。角川古語大辞典にもある。
君:やはり古語。
私:その通り。日葡にも記載あり。Ajara / Ajari, u, atta 。
君:つまり中世語。
私:その通り、語史的には中世語。
君:つまり全国共通語。
私:その通り。小学館日本方言大辞典には「あたける」の見出しで相当数の情報がある。
君:やれやれね。飛騨で突然に話し出されたのかも、というのは唐突よ。 ほほほ

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