飛騨方言・あぶつ、は心臓がどきどきする、動悸がする、という動詞です。
俚言ではないようで三重県員弁方言のネット発信がありました。
少し動いたただけでドキドキしてしまう、所謂、貧血の病気の状況である場合にも用いますし、
何か感動、あるいは驚愕してドキドキする場合にも用います。
病気の兆候であれ、健康の証拠であれ、ドキドキすれば、あぶつ、というのです。
単体で用いられる事もありますが、胸があぶつ、というのが一般的な表現だと思います。
心臓があぶつ、とも言います。
語源については不明ですが、古語動詞に、あぶす(=浴びせる)、があります。
医学的に考察しますと、動悸の本態は心臓の一部、洞結節(どうけっせつ)、が交感神経刺激を浴びるためです。
従って飛騨方言・あぶつ、は、洞結節が交感神経刺激を浴びる事をしめします。
あるいは、あぶつ、は(ドスンドスンと)ぶつけるに近い語感がありましょう。
心臓の動きが高鳴り、心臓が前胸壁をぶつ事をして、あぶつ、と言い始めたのかも知れません。
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