大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

聞き間違え

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私:方言における音韻変化は、言い易い方向に進化していく、というのがセントラルドグマ。これに反する事例が若しやあるのかも、という気持ちで今日は書き始めた。
君:そうではない、という例があったのね。
私:私のほんの些細な経験なので、いやはや、なんとも。
君:どうでもいいから、早く結論を言いなさいよ。
私:中公新書「言語の社会心理学(伝えたいことは伝わるのか)」に通ずるテーマだ。著者・岡本真一郎先生は高校の一年先輩だ。
君:その御本の紹介ね。
私:話せば切りがないので、私の経験を。日本の女性シンガー、中島みゆきが歌う「悪女」について。1981リリース。悪女になるなら 、と言う歌詞だが、実は私はてっきり、薄情になるなら、の歌詞と思い込んでいた。
君:なるほど、意味は通じるわね。
私:罪なのは、これが歌という事。当然ながら旋律というものは音の高低、そして、これも常識的な知識だが日本語は高低アクセント。悪女は頭高アクセントで、薄情は平板アクセント。
君:なるほど、それなら聞き間違えるのも無理はないわね。
私:以上が前置きだ。一旦、信じ込んでしまったら、修正というものはおいそれとはいかない。複数のアーチストにカバーされているが、どなたが歌っても、僕にははっきりと、薄情になるなら、に聞こえていたんだ。
君:歌の題名が「悪女」よ。それでも気づかなかったのだから、佐七君も相当なものね。 ほほほ

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