大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム アクセント

アクセントの表記6

戻る

私:アクセントの辞書と言えばNHK、三省堂の二社。表記法は異なるが、情報は同じなので、読者の好みでどちらをお選びになってもよろしいかと思うが、先ほどは或る点における両辞書の違いに気づいた。実は共通点ともいえるが。
君:内容は同じなんでしょ。違いだけを一言でお願いね。
私:うん。両辞書とも総論、本文、巻末資料からなるのは共通点。総論において、三省堂版では、頭高・平板・尾高の三者についての記載になっているが、NHK版では尾高の記載がない。
君:NHK版の考えとは。
私:アクセント核が無いのが平板で、その他のものはアクセント核があるもの、との考え。そもそもアクセント核と言う言葉も使っていない。代わりに第一アクセント(つまり、下がり目)という言葉を使う。つまりはNHK版は第一アクセントの有るものについてはその位置を示すという、これだけの考え。たまたま語末が第一アクセントであれば語末に続いて「\」の記号を付加する。平板アクセントは下がり目がないので語末に「 ̄」を付記する。
君:なるほど。情報は同じたけれど表記が両社で異なるのね。
私:読者を二分している二つのアクセント辞典、表記が異なるのは私にはいただけないね。この点に関して、「アクセント学会」という名称の学会は存在せず、強いて言えば、 ★日本音声学会 (The Phonetic Society of Japan):音声学全般を扱う学会で、アクセントも音声の重要な要素であるため、多くの研究発表や論文がある。 ★日本音韻論学会 (The Phonological Society of Japan):言語の音の構造やパターンを研究する音韻論を専門とする学会。アクセントは音韻論の主要な研究対象の一つであるため、活発な研究が行われている。 ★日本言語学会 (The Linguistic Society of Japan):言語学全般を扱う学会であり、その中で音声学や音韻論の分科会や発表テーマとしてアクセントに関する研究も取り上げられている。
君:三つの学会で表記を統一して欲しいわね。
私:日本語学会(旧国語学会、The Society for Japanese Linguistics)でもアクセント表記について活発な議論や研究が行われている(らしい)。学会誌『日本語の研究』においてもアクセント表記の適切性や有効性についての論文がある(らしい)。
君:要は好きな表記でやればよい(かも)、という事ね。 ほほほ

ページ先頭に戻る