大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 飛騨の地名・番外編・幻の地名

「ひだ」という音韻は誰のもの?

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私:表題の通りだが、平成の大合併で旧吉城郡の一部が「飛騨市」を名乗る事になった。市町村合併委員会では全会一致、満場の拍手だったらしい。
君:表題から意図がくみ取れるけれど、どこがいけないのかしら。
私:「ひだ」という音韻は旧吉城郡だけのものではない、という一点に絞られる。
君:大野郡の大西村に生まれ育った佐七君は「おれんちだって飛騨なんだぞ」と言う気持ちが強いのね。
私:まあ、そんなところかな。平成の大合併で次々と新しい名前の市が誕生したが、総務省はどうして、旧国名は用いない事、とお定めにならなかったのだろうか。
君:歴史の闇の中、情報開示は後の世になされるのが世の常ね。
私:どうも岐阜県「飛騨市」だけが唯一の例外ではなかったようだ。実は岐阜県には美濃市(1954)という、古い前例があった。つまり「飛騨市」という名前は千載一遇のチャンスの穴場の名前だったんだ。
君:そこで疑問。なぜ高山市が飛騨市を先に名乗らなかったのか、という命題ね。
私:昔から[飛騨高山]という言葉が浸透していたからなあ。「飛騨高山祭」を知らない日本人はほとんどいないだろう。
君:負け惜しみね。
私:うん。負け惜しみ。
君:ではおしまい。
私:2004年に三重県伊賀市、三重県伊勢市、兵庫県丹波市、山梨県甲斐市、兵庫県丹波市、新潟県佐渡市、長崎県壱岐と対馬の両市、が生まれ、翌年も福井県越前市、兵庫県淡路市、徳島県阿波市、の誕生で、この「新しく誕生した市がちゃっかりと旧国名をいただく」問題に終止符がうたれた。
君:つまりは総務省は、国は市町村名に口は出しません・地方自治を尊重します、というお立場だったのかしら。
私:だろうな。素直に祝福できる例も多い。佐渡市、壱岐市、対馬市、淡路市の四市の市民の皆様方、おめでとうございます。
君:高山市になってよかったと思えばいいじゃないの。
私:実は喜んだ。大西村なんていわせないぞ。大野郡が突然に高山市に編入されて、それまで田舎出をひたすら隠し続けた僕が突然にシティーボーイだぜ。「ざいごさ」の僕が旧高山市の親戚・知人と同格です、という意識すら芽生えてしまった。
君:よかったわね。萩原町民もプライドを捨てて下呂市民よ。それが大人の考え方。 ほほほ

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