大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 右大脳半球
メタファーとは
私:昨日まで、脳の病気の事をいくつか記載したが、あまり明るい話題ではなかったのかな、と少し反省。今日はカラッと明るい話題で行こう。
君:メタファーとは比喩の事ね。
私:左様でございます。人間の言語機能の中でも最上級に属する機能だろう。文法の解析とか、語彙の歴史の解析とか、些末なことに見えてしまう。
君:つまりは言語機能の中でも最上級とは前頭葉、特に前頭前野が物を言うという事ね。
私:おっ、早速にメタファーか。脳が物を言う、いいね。
君:おだてないでよ。何も出ないわよ。
私:国際線のスッチーさんでその昔に流行っていた言葉、 Coffee? Tea? Or, me? っていうサービスの事だね。経験した事がある。
君:海外旅行?
私:おいおい、夫婦に対してスッチーさんが仰るわけない。つまりは一人の男性に対してのみお使いになるジョークだ。単身での欧米学会出張の時の思い出だよ。
君:なるほど、それはそうね。
私:実はメタファーには二種類ある。familiar metaphor/ novel metaphor
君:初級と上級の意味ね。
私:その通り。石のような頭、といえば頑固者の意味だが、前者に属する。後者は俳句の世界だね。限られた文字数、季語も入れなければ、という条件で他人が思いつかない比喩を考えるゲームといったらいいかな。
君:わびさび、が要るわよ。
私:早い話が高次脳機能の代表・俳句だが、表題をみて、あれっ、と思わないかい。
君:いやだ。前頭葉、特に前頭前野、の事かと思っていたのに。
私:その気づきが素晴らしい事だ。つまりは幾ら優秀な前頭葉があっても novel metaphor は決して生まれない。右大脳半球の機能が必須。左大脳半球には文法・語彙などがあり、右大脳半球はそれら全てを結びつけるという大切な機能がある。つまりは比喩とか俳句とかが生まれるために右大脳半球という縁の下の力持ちが存在している事を知っていただきたい、という事。
君:要は左右の大脳半球って夫婦みたいなものね。
私:それ novel metaphor。
君:だから言ったでしょ。何も出ないわよ。
ほほほ