大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 脳科学
幸せ物質とは
私:人間が幸せを感ずるという事は、非常に複雑な精神現象なので、一言で表されるものではないものの、表題の如く、メディアでは「幸せ物質」なるものが議論される事がある。
君:それは簡単に言うと化学物質という意味ね。豆腐のギャバとか。
私:その通り。よく出てくるのが、エンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、ギャバなど。
君:脳の中に足りていると幸福感を味わい、足りないと不幸に感ずるのね。
私:うん。というか、単に気分の問題と言えない事もないけれど。おおきく三つに分かれる。
- 神経伝達物質(Neurotransmitter): 神経細胞間の情報伝達を担う物質。(例:セロトニン、ドーパミン、GABA)
- ホルモン(Hormone)または神経ホルモン(Neurohormone): 血液を通じて遠隔の標的器官に作用する物質。(例:オキシトシン、メラトニン、下垂体由来のβ-エンドルフィン)
- 神経ペプチド(Neuropeptide): 神経細胞が産生・放出し、情報伝達や調節を行うペプチド。(例:β-エンドルフィン)
君:これらを経口摂取するのは難しそうね。
私:そう。エンドルフィンやオキシトシンはペプチド(タンパク質の仲間)で消化酵素で分解されてしまう。セロトニン、ドーパミン、GABAは低分子化合物だが、もう一つの大きな壁である血液脳関門(BBB)によって脳へのアクセスが厳しく制限されている。つまり、簡単に一言、何かを食べれば幸せになれるというものではない。
君:それでも、食事の意味は無い、という事ではないわね。
私:その通りだね。西洋の諺、幸せは胃袋から。よい栄養とは、上記の物資の材料となる前駆物質をキチンとバランスよく含んでいる事。
君:栄養不良は良くないわね。
私:その通り。まずもって栄養は大切。ただし十分条件ではない。何を食べるか、よりも、誰と食べるか、が大切でしょ。更には適度な運動、キチンとした睡眠、良好な人間関係(家族、友人)、信仰、等々が大切。実は幸福というものにとって一番に大切なのが前頭葉、理性、という事かな。
君:今日の話題は飛騨方言とはほとんど関係ないわね。
私:楽しいから飛騨方言について書き続けている。その源はなんだろう、と先ほどフト気になって、今夜はこのテーマで行こうと思いついた。この記事は第一に飛騨の名物・コモ豆腐を家内と食べた僕の前頭葉の営み・・眠い。お休み。
君:寝る前にこれだけ書ければ上等よ。
ほほほ