大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム アクセント

へこむ(凹む)

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私:自マ五「へこむ」は、東京式アクセント、つまり共通語アクセントでは平板式。NHK新辞典(2016第一刷)も三省堂新明解(2021第六刷)も共にそのように記載さている。ところが内省してみると私は「ヘコ\ム」の中高で発音する事がある事に気づいた。つい先ほどだ。こんな事ってあるんだね。
君:あなただけが可笑しなアクセントという可能性は。
私:言語学でいうラングとパロールの問題だね。但し、なぜ私のアクセントがそうなっているのか、これは私の言語人世がそうなってしまったという事であり、今までNHKニュースを聞いたり、全国各地の人々と会話をしたり、という結果だからね。どうして今まで気づかなかったのだろう。
君:共通語アクセントで話すべき、という意識が欠けていたからよね。
私:うん、それは確かにあるね。飛騨方言のアクセント体系は東京式で純内輪系、という方言学のセントラルドグマだ。つまりは私の心の中では、私は純粋な東京アクセントを話すネイティブである、という事になっている。ところが僕は最近、飛騨方言の奇異なアクセント探しというゲームにはまってしまっているので、ハッと気づかされたという事かもしれない。
君:平凡なお話ね。
私:「へこむ」は濁音化する事がある。語中の濁音は鼻濁音にならない、という飛騨方言の重要な音韻法則がある。ところが内省すると「ヘゴム ̄」、つまり平板、つまりアクセントに限っては正しかった。これも不思議。
君:となると、次から次へと不思議発見がありそうね。
私:その通り。内省実験というものは費用が一銭もかからず、使いたい放題である。実にありがたい。
NHK佐七(飛騨?)
ヘコマス ̄ヘコマ\ス
ヘコマセル ̄ヘコマセ\ル
ヘコミ ̄ヘコミ ̄
ヘコム ̄ヘコ\ム
ヘコム ̄ヘゴム ̄
ヘッコム ̄ヘッコ\ム

君:つまりはNHK式(東京式、共通語アクセント体系)は規則性があるけれど、あなたの頭は規則性が無いわね。
私:そう。今までずうっとこれ出来たのかと思うと・・・
君:佐七の心をこととはば・・・今更、正す必要はない。 ほほほ

NHK
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