大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 雑感

小児科学会

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私:アクセントの小話を。今日、2025/8/5 の夜の九時のNHKニュースで、百日咳が流行しているとの報道。
君:表題からすると、子供で流行しているのね。
私:その通り。担当記者の読み上げ原稿の中に「小児科学会」の言葉があった。
君:ここはアクセントの雑感のコーナーだから、その語のアクセントが間違いだったのね。
私:うん。飛騨方言についてあれこれ考えるのも好きだが、アクセントも三度の飯より好きなので書かざるを得ない。
君:簡単に説明してね。
私:正しくは「ショーニカガ\ッカイ」。NHK記者が「ショーニ\カガ\ッカイ」と発音なさるものだから、本当に驚いた。
君:つまり、何が間違いなのかしら。
私:アクセント学用語一覧は基礎的な事なので、まずはこれを理解して欲しい。「小児科学会」は正しくは癒合語です。NHK記者は接合語と勘違いしてしまった。
君:でも、共に複合語である事には変わりがないじゃないの。
私:言葉をどこで切るか、これが問題。正しくは「小児科」+「学会」の癒合語です。NHK記者は「小児」+「科学」+「会」であると勘違いしたんだよ。その結果、彼は致命的な間違い、つまりはひとつの複合語に二つのアクセント核という発音をしでかした。アクセント学的には、これは最早、日本語ではないレベル。どんなに長い言葉でもひとつの語にはひとつのアクセント核、これが日本語です。
君:なるほど、アクセントの間違い、というか違和感は誰の耳にも瞬時に感ぜられるわね。
私:アクセントが違ったとて翌日の報道にお詫びと訂正が出るわけではないだろうね。サイト記事のネタを提供してくださった事に関しては、NHKニュースに感謝申し上げます。ぶっ
君:明日に期待、やめたほうがよさそうね。 ほほほ

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