大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム アクセント
同音異義語
同音異義語 homophone が多いのが日本語の特徴です。これを口語ではアクセントによって区別します。でもアクセントの型は頭高、中高、尾高、平板の四つしかありません。でもご安心あれ。高校数学で履修する順列、組合せ、確率ですが、東京と飛騨、この二者が四つから二つのアクセントを選択して異なっている組み合わせは (4x3)x(4x3-1)=なんと132通りもあります。
そんなにあるわけがないとお思いのあなたへ、いえいえ、一つ目に何アクセントを選ぶかという事がそもそもが問題となるのですから、結構な数になるというわけです。結果として二方言に共通する百以上の同音異義語があったとしてもアクセントという手段により弁別が可能かもしれませんが、実は(ここがミソですが)活用しないと尾高・平板の区別がつかないので、尾高と平板、この二者の組み合わせは弁別には使えません。
つまりは理論的には(3x2)x(3x2-1)=30通り以下ですが、そりゃそうでしょ。ただし、実質的にはこの世の中に存在する同音異義語の弁別アクセントペアは多分、一通りだけでしょうね。でも若しかして、つまり飛騨と東京で共通アクセントが平板で相棒の動詞が飛騨が頭高で東京が中高のものが存在するかもしれませんが、多分、無いはず。これを国語学における素数問題と言うのかも。言わないかな。