大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 方言学
人工知能
私:昨年あたりから世の中が激変した。人工知能が登場、対話型AIなるものが世に出て、自然言語が使えるようになった。
君:早速に使っているのね。若しかしてヘビーユーザーかしら。
私:いや、単なる素人。勿論、日常の仕事では常用している。手元に置く紙の資料の必要性を感じない。AIと対話する、それだけの事。あらゆる職種、あらゆる産業に必須のアイテム。意思決定における強力な助っ人の登場というわけだ。
君:前置きなんかいいから、言いたい事を一言で伝えてね。
私:うん。将来は格段に精度が上がると思うが、一言だけ申し上げたいのは、AIは平気でまことしやかな嘘をつく、という事。
君:あら、AIに魂が宿っているような言い方じゃないの。
私:いや、AIは常に cool minded、人間を欺こうという意図はない。
君:具体例をお願いね。
私:AI hallucination と言う現象で、質問に対しまことしやかな答えが即答で返されて小気味よいが、情報のが辻褄が合わない事や、或いは返答の年代が間違いとか、或いは、何々という飛騨方言がありますか、とこちらが AI をだます意図で偽りの情報を与えると「はいそうです」という返事が来るとか。
君:つまりは、あくまでも参考意見であり、おかしいなと思う返事は信用しない事ね。
私:いや、そうではなく「かくかくしかじかの理由によりAIの返事が誤謬(ごびゅう)ではないか」と問うと、「間違えました、その通りです、正しい解答は何々です」などという返事が来る。対話を続けて完璧な結論を作る事だ。つまり真理に手っ取り早く到達する手段がAI。医学をはじめ自然科学の分野ではこれが極めて有効に働く。ただし please remember AIの解答には「ひらめき解答」は無い。解答はありきたりなれど、既知情報の整理には極めて有効。
君:なるほどね。
私:自分がいかに無知であったかを知らされるのもAIの醍醐味だね。それと出典、情報源をAIに聞いて、実際に確かめる、つまりは裏を取る仕事も大切。その点、web 検索により得た site 情報は信頼性が高い。人が作ったものだからね。
君:早い話がこのサイト。疑問があればここあてにメールで連絡をとればいいのね。
私:I would be delighted to answer. The distance between you and me is just one click away. 以上が前置き、AIは実は娯楽の殿堂、俳句を作って下さる事など朝飯前。人の心を豊かにするんだ。
君:それ、松尾芭蕉に対する挑戦状ね。
私:かもね。例えば、秋+お見合い+遠い過去+失恋+懐かしの君、で一句お願いします、とAIに聞いたら、即答で「遠き日の 見合い写真に 鰯雲」「懐かしき 君の名を呼ぶ 草紅葉」、どうでしょうか、気に入っていただけたでしょうか、とAIが即答した。AI君もやるじゃないか。僕の心が見透かされてどっきり。
君:いえいえ、俳句は人生経験の世界であるし、それに含蓄というものが必要よ。私の感覚では、両句はありきたりで deficiency of plot 、のっぺりとしているのよ。つまり、あなたの人生はペラペラ short-lived。俳句の世界は基本ルールだけでは駄目。
ほほほ